東京都世田谷区・経堂で注目を集める、そら鍼灸院。
オーナー濱岸さんは、かつて女子プロレスラーとして活躍していたという、まさに異色の経歴を持つ鍼灸師です。
そんな一風変わったバックグラウンドを持ちながらも、その確かな技術力は、業界内でもトップクラスとの呼び声も高く、今、多くの患者さんから厚い信頼を集めています。
以前から濱岸さんの活動に注目していたSUGOUDE編集部は、今回特別に取材のご協力をいただくことができました。

濱岸さん、本日は取材させていただく近藤と申します。本日はよろしくお願いします。

はじめまして!そら鍼灸院の濱岸です。この度は取材をしに来てくださり有難うございます。

SUGOUDEでは、プロの仕事に対する情熱や過去の苦悩について凄腕のプロにお聞きしています。今日はたくさん深掘りしていきますね!
■ホームページ そら鍼灸院
■インスタグラム yuri_h_sora
■公式ライン そら鍼灸院
■エックス @yuri_h_sora
そら鍼灸院が経堂で人気の理由とは?



ビックリです!お店にお邪魔をして思いましたけど、清潔感があって綺麗な内装ですね!

患者さんに少しでも快適に過ごして欲しいと思ったので、内装のこだわりはもちろんですが、毎日掃除をして清潔な空間を保っています。

そら鍼灸院は経堂駅から徒歩1分とアクセスも凄く良くて通いやすいですね。

なぜ、濱岸さんは経堂駅にお店を構えようと思ったんですか?

経堂駅は、街に活気がありながらも穏やかな雰囲気が特徴です。健康意識の高い方が多く、私が提供している鍼灸との相性が良いなと思ったのが理由ですね。


このお花は開業した時のお祝いのものですか?

この写真は、開業したときに、たくさんの方からお祝いのお花を頂いた時の写真です。

すごい数のお花ですね!濱岸さんがどれだけ多くの方から愛されているかがこの画像からも伝わってきます!


そら鍼灸院にはどんなお客様が多く来店されますか?

当院は、耳や鼻に関するお悩みを専門的にみている鍼灸院です。

『耳や鼻に関するお悩み』とは主にどんな症状でしょうか?
・突発性難聴
・耳鳴り
・顔面神経麻痺
・コロナの後遺症
・副鼻腔炎
・花粉症
etc.

上記のような症状ですね。

こうした症状は、人によって原因も状態もさまざまです。『ちゃんと治るのかな…』と不安になる方も多いですが、そんな気持ちに寄り添うのも私の大切な役割です。

確かにそのような症状って長年苦しまれている方が多いですし、どこに行って改善を目指せば良いのかわからない方も多いと思います。

耳鼻科の症状に特化されている鍼灸師さんって凄く珍しいですよね?

だいぶマニアックな治療家だと思います(笑)

これまで10年間で延べ2万人以上、耳鼻科の症状に悩む患者さんの施術させていただきました。

2万人…!すごい数字ですね。
それだけ多くの方の「耳や鼻の不調」と向き合ってきたんですね。

臨床に入り「もっとできることはないか?」という思いを行動に変えて、積み重ねていたら10年の歳月があっという間に経っていましたね(笑)

先ほど、そら鍼灸院の口コミを拝見しましたが、お客様の喜びの声で溢れていました。※2025年4月時点




みなさん素敵なコメントを残してくれて本当にありがたいです(泣)

どの口コミも濱岸さんに対する感謝の気持ちが長文で書かれていて、読んでいるこっちまで嬉しい気持ちになりますね。
同業他社の評価が高い技術テクニック


濱岸さんの技術力は患者様だけじゃなく、同業他社の先生方からもすごく評価が高いです。

恐縮です(汗)

これまでたくさんの患者さんを診てきた経験が、気づけば“耳の悩みに強い人”として信頼していただける理由になっているのかもしれません。

これまで沢山の患者様を施術してきた中で印象的だったエピソードを教えてください。

強いて言うと『突発性難聴の患者さん』が強く印象に残っています。

病院での治療では改善が見られず、「ここが最後の望み」とでも言うような状態で、その方は鍼灸院に来てくださいました。
耳鳴りは一日中止まらず、眠れない日が1ヶ月以上も続いていたそうです。体重は7キロ以上落ち、食事ものどを通らない。仕事はもちろん、日常のあらゆることができなくなっていたとのことでした。
初回の施術のとき、その方はうつむいたまま、涙をぽろぽろこぼしながら、こう言いました。
「……もう、この先、生きていけないかもしれない」
目の焦点は合わず、声にも力がなくて、まるで“命の灯”がかすかに揺れているような、そんな表情をしていました。

……正直、想像をはるかに超える状態ですね。
それだけ苦しかった方が、最後の望みをかけて来てくれたということに、重みを感じます。

鍼灸の施術を行ったところ、パンパンに張っていたお腹が、ふっと緩み、「グーッ」と内側から動き出す感覚が伝わってきました。
それと同時に、常に鳴り続けていた耳鳴りも少しずつ静まり、しばらく離れていたお仕事にも、徐々に復帰できるように。
そして今ではずっと心の中にあった「新しい仕事」に向けて、一歩ずつ行動を始められています。
ある日、施術後にその方は涙を浮かべながら、こんな言葉を言ってくださいました。
「先生のおかげで、ようやく前向きに生きていけるようになりました!」
あの日の沈んだ表情からは想像もできないほど、晴れやかな笑顔でした。

話を聞いている私まで嬉しい気持ちが込み上げてくるエピソードですね。

鍼灸師としてお力になれた喜びを感じて今でもすごく記憶に残っています!
前職は女子プロレスラー!?

【引用元】

取材前に少し伺いましたが、濱岸さんはプロレスラーをされていたんですか?

20代半ばまでプロレスラーをしていました。学生プロレス時代を含めると5年くらいはリングに上がっていましたね。

濱岸さんはすごく柔和な印象が強いので、そんな激しい世界にいたのが想像できません(汗)

そうでしょうか…(汗)

格闘技は今でも続けています。「これだ!」と思った1つの事を追求するのが得意なんだと思います。


プロレスラーをされていた経験は今の仕事にどういきていますか?

プロレスラー時代は、体に大きな負担がかかる仕事だったのに、正しいケアの方法もわからず、いつも不安を抱えていました。結局、我慢と気合いだけで乗り切っていて…。今思えば、信頼できる人に体のことを任せられていたら、もっと違うキャリアを築けていたかもしれません。

その時の経験があったからこそ今、鍼灸師として
「安心して患者さんが体のことを任せられる存在でいたい」
という考えに繋がっています。患者さんのなりたい未来を尊重し、鍼灸を通じてそこに向かって一緒に進んでいけたらいいなと思っています。

これまで鍼灸師として活動していて苦しかった経験はありますか?

「これが一番つらい」というのは正直ないんですが、患者さんの症状がなかなか良くならないときは、本当に苦しくなります。「鍼灸でよくなるかもしれない」と希望を持って来てくれた方の気持ちに応えられなかったときは、自分の力不足を感じて、心から申し訳なく思います。

濱岸さんでもそのような事があるんですね。

はい。そのような結果になってしまう事も勿論あります。苦悩を乗り越えるために
「もっとできることあったはずだ!」
という思いをモチベーションに変えて10年以上続けてきました。


鍼灸師の先生方に相談に乗っていただいたり、顔面神経学会や日本病巣疾患研究会に所属し文献を読み返したり、技術セミナーにも積極的に参加しています。

そもそも私は鍼灸でなんでも治せるとは思いません。治るのは患者さん自身の力であって、鍼灸はきっかけ作りに過ぎません。どうやったら上手にきっかけを作れるのかと常に考えています。

いつか鍼灸師を引退する頃には「やっとクリアできました」と言える日が来たらいいなと思います!

濱岸さんは、治療家・セラピストとしてスキルアップする為に日々どんな事に取り組んでいますか?

常に新しい知識や技術を学ぶことを意識しています。自分への投資とネタ集めは必須ですね。

あとは「患者さんにこれをやったらどうだろう?」と閃くことがあったらすぐにメモをして次の臨床に生かすようにしています。
鍼灸師として揺るぎない信念とは?


濱岸さんの鍼灸にかける信念などがあったら教えて欲しいです!

私の信念は「あなたの”治りたい”にとことん向き合う」です。

すごく素敵な信念ですね。濱岸さんのその想いはどこから生まれたのですか?

私は治療業界に入って16年目になります。これまで4つの鍼灸院に勤務し、業界大手の院では立ち上げから関わり院長を務める機会をいただきました。病院では改善しない深刻な悩みを持っている方が1ヶ月で300名以上来院される環境だったので、本当に鍛えていただきました。

やればやるほど、どうにもならない“見えない壁”みたいなものが、この業界にはあるなと感じるようになりました。 たとえば、派手な宣伝が当たり前になっていたり、数字ばかりを追いかけて本当に大切なことを見失っていたり。 「もっと目の前の患者さんと向き合いたい」 そう思っても、現場の現実はなかなかそれを許してくれないこともあります。


この仕事は患者さんに来ていただかないと始まらないので仕方ないことも分かっていますが、せっかく鍼灸に希望を持ってくださった患者さんが希望を失っていく姿をたくさん見てきました。

鍼灸の世界についてあまり知らなかったですが、非常に残念な現状ですね。

そうなんです。鍼灸師は患者さんに喜んでいただけて初めて価値が生まれる仕事だと思っています。だから ”患者さんがしっかりと治っていける鍼灸院” 。これを自分のできる限りで、小さくてもいいから実現したいなという思いが高まっています。

濱岸さんの信念には、こんな深い意味合いがあったなんて知りませんでした。

自分がブレて患者さんを不安にさせてしまわないよう、常にこの想いを胸に抱いて施術をしていますね。


濱岸さんは、この仕事をしていて楽しいと思う瞬間はどんな時ですか?

患者さんの症状が改善し笑顔を見せてくれたときは楽しいです。

そして体調が理由で失っていた自信を少しずつ取り戻し、できなかったことにチャレンジしていく姿を見たときはもっと楽しいです!

治療家としてのやりがいはやっぱり患者様の笑顔ですよね。

人によってやりたい事は様々です。
・やってみたかった仕事に就けた!
・留学が決まった!
・移住の夢が叶った!
・音楽活動を始めた!

ただ治るだけでなく、鍼灸を通じて人生の可能性を広げるお手伝いができたと実感できた時が私にとって最高の幸せです。


では、最後にお聞きしたいのですが、濱岸さんのこれからの夢や目標について教えてください。

「あなたの”治りたい”にとことん向き合う」これを実践し続けることです。ご縁をいただいた患者さんのために私の役目を果たす毎日を積み重ねたいです。とにかく淡々と。

また、今後は医療機関との連携ができたらいいなと思っています。私が扱う耳鼻科の疾患の場合、ほとんどの方が病院受診を経由しており、鍼灸と同時進行となる場合も多いです。

医療機関と連携し、患者様の症状を把握した状態で鍼治療ができたら、より理想的ですよね!

ただ、現状は医療機関(医師)との共通言語がない状態なのが課題です。鍼灸師の使う「ツボ」は、はっきり言って意味不明だと思います。

共通言語を身につけるため、春から医鍼連携研修にも参加することが決まっています。医療の一翼としての鍼灸治療を担っていくことを目指しています。
取材を終えて

本記事では東京都の世田谷区で大注目のそら鍼灸院オーナー濱岸さんを紹介していきました。
オーナー濱岸さんは施術のお話をされている時の情熱的な様子が凄く印象的でSUGOUDE編集部も取材した1時間であっという間にファンになりました。
東京都の経堂駅周辺にお住みの方で耳鼻科系のお悩みがある方は、濱岸さんの鍼灸院を一度訪ねてみてはいかがでしょうか?
>>施術の予約はコチラから可能です。

これを読んでいるあなたへ。もし今、鍼灸に少しでも希望を感じてくださったのなら、一度相談してみてもらえたら嬉しいです!
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